アジア」タグアーカイブ

【本】17150『消費大陸アジア ──巨大市場を読みとく』川端基夫

「相手国の文化に合わせると売れる」というが、その「文化」とはなんぞや、という話。 制度なのか無意識なのか気候なのか…、結局相手がどう感じるか反応をみて柔軟に変えるのが良さそう。 進出当初こそ標準化と適応化のバランスを探る… 続きを読む »

【本】17147『佐藤優の集中講義 民族問題』佐藤 優

予想外に面白かった。 アンダーソンの『想像の共同体』は読んでいて、「民族なんて(支配者層が作った)フィクションだ」と思っていたが、佐藤氏は、「民族はエリートが思うようには生まれません」(「国家という人工物は一部の支配層が… 続きを読む »

【本】17102『世界天才紀行 ソクラテスからスティーブ・ジョブズまで』エリック ワイナー、関根 光宏

天才を生み出す土地の共通点を探るため、筆者が各地を旅する。 土地の特性を探るという名目にもかかわらず、筆者は天才個人の経歴に注目するキライが強い。 とはいえ、筆者も歴史には着目している。歴史の動乱のなか、社会が不安定にな… 続きを読む »

【本】17078『フィリピン―急成長する若き「大国」』井出 穣治

フィリピンは、アメリカの影響で民主主義が根付いたのが早かったにもかかわらず、ASEANのなかでは経済成長が遅く、人口あたりGDP金額では、マレーシア、インドネシアの後塵を拝している。本著は、フィリピンに焦点をあて、その魅… 続きを読む »

【本】17061『インドネシア イスラーム大国の変貌_躍進がもたらす新たな危機』小川忠

ASEAN随一の人口を誇るインドネシア。 多様性のなかの統一を国是とし、多民族をまとめてきたのは素晴らしい。 しかし最近では、インドネシア社会がイスラム化していると言う。 グローバリゼーションで貧富の差が開き、疑問を覚え… 続きを読む »

【本】17054『日本エリートはズレている』道上 尚史

外交官である筆者が、日本人の国際感覚がいかに乏しいかを指摘している。 日本の特徴は、リスクをとって海外に進出する割合が圧倒的に少ないというのはその通りだろう。 中国人のたくましさもそうだし、海外では韓国人の努力も目立つ。… 続きを読む »

【本】17045『アジアで活躍する! (日本とASEANの新時代)』徳永 誠

日本の高齢化、アジアの経済発展を述べて、アジアで活躍する有効性について述べている。 筆者は、アジアで活躍する人材を育成しようと、高校生にアジアを体験する機会を提供するプログラムを行っている。 アジアの可能性、日本との関連… 続きを読む »

【本】17039『経済大国インドネシア 21世紀の成長条件』佐藤百合

こちらもインドネシアについてまとめた本だ。 経済面からの考察が詳しい。 ビジネスなどを考える人には、こちらの方が昨日の本よりも有意義だろう。 とはいえ、国民性や国の事情をとらえるうえで歴史は必須なので、結局両書を読むこと… 続きを読む »

【本】17038『インドネシア 多民族国家という宿命』水本達也

大半を「聞き読み」で読んだ。 インドネシアの歴史について、まとめている。 デヴィ夫人で有名なスカルノ大統領から、スハルト→ハビビ→ワヒド→メガワティ→ユドヨノ→ジョコ(現在) と続くのがインドネシア大統領の系譜だが、これ… 続きを読む »

【本】17034『日本人として知っておきたい「世界激変」の行方』中西輝政

外交の本。大半は読み上げで聞いて読了。 筆者は、「世界はよい方に向かっている」とは述べている。しかし、現在はその「危険な過渡期」にある、というのが主な主張だ。 歴史を元に将来を予測する姿勢には共感できる。 経済のグローバ… 続きを読む »