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【本】17137『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~経営における「アート」と「サイエンス」~』山口 周

変化が早すぎてルールが追いつかない、だから自己規律が大事だ、という話。 最近流行っている仮想通貨を利用したICOなどはまさにそんな感じだ。 自分のなかに善悪の基準を持つべきというのは同意する。 筆者はライブドア当時のホリ… 続きを読む »

【本】17136『理系脳で考える AI時代に生き残る人の条件』成毛 眞

新しいものに興味があって、刹那主義で未来志向で、コミットの範囲が明確で、コミュニケーションが合理的。 これが理系脳らしい。 変化を厭わない方が生き残りやすいのは、赤の女王の例でもある。 理系脳とはすなわち、これからも急速… 続きを読む »

【本】17133『世界史を創ったビジネスモデル』野口悠紀雄

ローマ帝国繁栄の源泉を「多様性の確保」と「フロンティアの拡大」として、その本質を現代に応用しようと考察している。 歴史の本として読んでも面白い。 ローマ時代・大航海時代の市場化、多様化、分散化から、産業革命後に組織化、同… 続きを読む »

【本】17129『パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学』池谷 裕二

脳科学者が子育てに参加するとこう考える、というのが分かる。 母親に感じる敗北感は誠に共感する。 哺乳類ではオスが子育てに参加しないものの方が多いし、進化上メスが適しているというのは分かる。 とはいえ、現代のヒトにおいては… 続きを読む »

【本】17128『科学が教える、子育て成功への道』

教育の話。こういう話は子育てに限らず、人を育てるときと一緒。 正解を教えるよりも一緒に調べる。 親が面白いと思ったことは子どももやるようになる。 この本で繰り返し示される「成功」とは「健康で、思慮深く、思いやりがあり、他… 続きを読む »

【本】17108『かくて行動経済学は生まれり』マイケル・ルイス、渡会圭子

行動経済学を生み出した、イスラエル出身の天才コンビについて書いた本である。 行動経済学の内容自体なら、他の本を読んだ方がいいだろう。 本書は、その天才たちがどういった気付きからこの学問を打ち立てるに至ったかについて書いて… 続きを読む »

【本】17107『平均思考は捨てなさい──出る杭を伸ばす個の科学』トッド ローズ、小坂 恵理

テーラーメイド医療とか、個別化医療とかが言われるなか、時代の流れを捉えた良書だと思う。 最近受けた産業医講習では、産業医のはしりとして神様のように言われていたテイラーのことを、本書では批判しているのが面白い。 すべての作… 続きを読む »

【本】17101『縮小ニッポンの衝撃』NHKスペシャル取材班

これは良書。 人口予測の書籍はようやく巷にあふれてきた。 どれも、高齢者の増加、少子化、それに伴う社会問題について警鐘を鳴らしている。 しかしこの本ほど、少子化の行く末を残酷に描いたものは見たことがない。 あとがきにもあ… 続きを読む »

【本】『トレイシー・ホッグの赤ちゃん語がわかる子育て大全』トレイシー・ホッグ#54

どちらかだけ買うなら前著よりこちらがおすすめ。 EASYの細かいスケジュール例や、一貫性のあるしつけとはどういうことか、どのように子どもに感情をコントロールさせればよいか、わかりやすく書いてある。赤ちゃんのリズムを大切に… 続きを読む »

【本】17100『街道をゆく 19 中国・江南のみち』司馬遼太郎

2017年6月、1ヶ月間、上海に行き復旦大学との共同研究を行っていた。 そのときには恥ずかしながら読んでいなかったが、帰国後に読んだ。 内容ひとつひとつに深い考察が込められ、面白い。 お茶の歴史については同様な疑問を抱い… 続きを読む »