高齢化」タグアーカイブ

【本】17145『介護危機―「数字」と「現場」の処方箋』宮本 剛宏

これは面白い、というか良書。データがふんだんに散りばめられているので資料として使いやすい。 実名こそ出していないが、介護甲子園への批判もある。 公定価格であり介護サービスへの付加価値はつけられないため、筆者はサービスの標… 続きを読む »

【本】17127『絶望の超高齢社会~介護業界の生き地獄~』中村淳彦

週刊誌のような内容で、データには乏しい。 ただ、居酒屋のブラックシステムのノウハウが介護業界に流れ込んでいる、というのはなるほどと思った。 介護で最も大変なのは、「歩ける認知症患者」であるというのは、同意見だ。 介護判定… 続きを読む »

【本】17126『超ソロ社会 「独身大国・日本」』荒川 和久

これからの介護は家族を前提にしては成立しないよ、という話。 データも豊富で資料としていい。 都市化の流れは世界共通なので、「うつくしいくに」になるべく三世代同居への補助金を出しても効果はない。 15歳以上の人口に占める独… 続きを読む »

【本】17125『ユマニチュード 認知症ケア最前線』NHK取材班

少し毛色の違う、看護・介護系の本。 職人技のような気もするが、考案者の先生は普及させようと熱心に活動しているようだ。 後半唐突に介護移住の話になるのは面白い。いくらユマニチュードって言ったって、さすがに移住による身体的・… 続きを読む »

【本】17122『社会脳からみた認知症 徴候を見抜き、重症化をくい止める』伊古田俊夫

脳解剖の視点から認知症をとらえるとこうなるか、という本。 認知症という機能疾患を、画像診断だけで捉えるのはどこか違和感があるが、色んな情報を駆使するのはいいことだろう。 人の心の社会との関わり、社会的な行動を脳機能として… 続きを読む »

【本】17123『認知症予防のための簡単レッスン20』伊藤隼也

一般の人にわかりやすく書くとこうなるかな、という感じ。 情報としては網羅的に色々書いてあるので参考にはなるが、エビデンスレベルの低いものと高いものがごちゃまぜに書いてあるので、一般読者にとって利益があるかどうかは分からな… 続きを読む »

【本】17121『よくわかる認知症の教科書』長谷川 和夫

「長谷川式」の長谷川先生。 教科書のような内容で、基本的な情報の整理はこの一冊で良さそうだ。 最近は、ご自身が認知症であることもカミングアウトされた。 今後の症状経過も発表されることだろう。 脳の器質的障害によって記憶障… 続きを読む »

【本】17101『縮小ニッポンの衝撃』NHKスペシャル取材班

これは良書。 人口予測の書籍はようやく巷にあふれてきた。 どれも、高齢者の増加、少子化、それに伴う社会問題について警鐘を鳴らしている。 しかしこの本ほど、少子化の行く末を残酷に描いたものは見たことがない。 あとがきにもあ… 続きを読む »