【本】17131『ハプスブルク帝国』岩崎周一
読むのに時間はかかるが面白い。 ハプスブルク帝国はいまのEUの原型と言えなくもない。 現在のEUをエマニュエル・トッドがドイツ帝国と呼ぶのも分かる。 長いので後半にダレると思いきや、どんどん面白くなるのは驚いた。 外交関… 続きを読む »
読むのに時間はかかるが面白い。 ハプスブルク帝国はいまのEUの原型と言えなくもない。 現在のEUをエマニュエル・トッドがドイツ帝国と呼ぶのも分かる。 長いので後半にダレると思いきや、どんどん面白くなるのは驚いた。 外交関… 続きを読む »
脳科学者が子育てに参加するとこう考える、というのが分かる。 母親に感じる敗北感は誠に共感する。 哺乳類ではオスが子育てに参加しないものの方が多いし、進化上メスが適しているというのは分かる。 とはいえ、現代のヒトにおいては… 続きを読む »
教育の話。こういう話は子育てに限らず、人を育てるときと一緒。 正解を教えるよりも一緒に調べる。 親が面白いと思ったことは子どももやるようになる。 この本で繰り返し示される「成功」とは「健康で、思慮深く、思いやりがあり、他… 続きを読む »
これからの介護は家族を前提にしては成立しないよ、という話。 データも豊富で資料としていい。 都市化の流れは世界共通なので、「うつくしいくに」になるべく三世代同居への補助金を出しても効果はない。 15歳以上の人口に占める独… 続きを読む »
少し毛色の違う、看護・介護系の本。 職人技のような気もするが、考案者の先生は普及させようと熱心に活動しているようだ。 後半唐突に介護移住の話になるのは面白い。いくらユマニチュードって言ったって、さすがに移住による身体的・… 続きを読む »
「長谷川式」の長谷川先生。 教科書のような内容で、基本的な情報の整理はこの一冊で良さそうだ。 最近は、ご自身が認知症であることもカミングアウトされた。 今後の症状経過も発表されることだろう。 脳の器質的障害によって記憶障… 続きを読む »
マッコウクジラの睡眠風景については、最近のナショジオにも掲載されていた。 頭でっかちのマッコウクジラよりはザトウクジラの方が好きで、彼らの泡ブクブク漁は素晴らしい。 このような研究は、データロガーという装置で行うらしいが… 続きを読む »
ドーキンスの利己的遺伝子とか、その流れの話。 動物は利己的であるが故に、自らのリスクを回避するため殺し合いはしないとか、そういう視点が面白い。 この分野、現象を観察するのは誰でもできるが、その解釈には知性が必要だ。 「自… 続きを読む »
月並みでイヤなのだが、私が一番好きな動物はパンダ。 笹しか食べない(動物園では果物食べる)、腸内細菌叢(実はセルロース分解できていない説)とか、ツッコミどころが多すぎるのが好み。 この本は主に形態学からのアプローチ。笹を… 続きを読む »
父親という存在は、生き物のにとっては必要がない。 オスは確かに有性生殖に必要だ。しかし、出産・子育ては理論上は母親だけで完結する。 事実、多くの哺乳類ではオスは子育てに参加しない。 しかし、ゴリラは明確に父親が存在する。… 続きを読む »