マッコウクジラの睡眠風景については、最近のナショジオにも掲載されていた。
頭でっかちのマッコウクジラよりはザトウクジラの方が好きで、彼らの泡ブクブク漁は素晴らしい。
このような研究は、データロガーという装置で行うらしいが、センサーの小型化やドローンの登場でデータ収集自体のハードルは格段に下がるだろう。
小学生の自由研究で、大量の昆虫にセンサーをつけて位置情報を集めるとか、ドローンで渡り鳥と一緒に飛んでいくとか、これまで技術的にできなかった研究(というよりデータ集め)が、誰でもできるようになる。想像すらしなかった生態が、小学生の調査で分かるとかあれば、面白い。
シャチがいると、他の鯨類が本当に見られなくな
エコーロケーションの能力が下がっても、シャチに食われるよりはよい、ということで進化してきた形質なのだろう
イルカとクジラのいい加減な(?)違いよりも重要なのは,ヒゲクジラ(類)とハクジラ(類)の分類だ.ヒゲクジラは人間の爪などと同じケラチン質でできた「ひげ板」を持っている
バイオロギングによって、マッコウクジラの休息を報告したおもしろい研究例がある。パトリック・ミラー(セントアンドリュース大学)と青木かがり(東京大学)はマッコウクジラにデータロガーを取り付け(図4・6)、水面付近の奇妙な行動を発見した。マッコウクジラが頭を上に向けた直立、ないし下に向けた逆立ちの状態でときどき静止していたのだ(図4・7)。静止状態にあるマッコウクジラの多くは、近くを通りかかる船にも反応しないそうで、おそらく寝ているのではない
哺乳類に属する我々ヒトは、ウミガメのことを「のろま」などとさげすむことが多いが、彼らが遅いのには、低い代謝速度に応じて最適速度が遅くなるという合理的理由があっ
第一次南極観測隊越冬隊長を務めた西堀栄三郎は、能率を常々重視し、部下にもそれを勧めたそうだ。あまりに口やかましい西堀に、越冬隊員が「能率とは何ですか」と問いかけたところ、「目的を達成しつつ、もっとも要領よく手を抜くことである」という答えが返ってきたそうだ