おすすめ本」タグアーカイブ

【本】17107『平均思考は捨てなさい──出る杭を伸ばす個の科学』トッド ローズ、小坂 恵理

テーラーメイド医療とか、個別化医療とかが言われるなか、時代の流れを捉えた良書だと思う。 最近受けた産業医講習では、産業医のはしりとして神様のように言われていたテイラーのことを、本書では批判しているのが面白い。 すべての作… 続きを読む »

【本】17104『オスとメスはどちらが得か?』稲垣栄洋

動物系の本。 繁殖に焦点をあてて、細菌や植物からヒトなどの哺乳類に至るまでの繁殖戦略について考察している。 赤の女王仮説は有名(「とどまるためには走り続けなければならない」)で、どの動物も激烈な繁殖競争に勝ち抜いた結果が… 続きを読む »

【本】17103『テクノロジー4.0 「つながり」から生まれる新しいビジネスモデル』大前 研一

大前研一氏の書いた、Fintech技術の説明、またそれを利用したビジネスの可能性について。 大前氏の解説はシンプルでわかりやすい。 まず、「実績を担保にして資金を融通する」という大前氏の例は、なにかと話題のVALUが相当… 続きを読む »

【本】17101『縮小ニッポンの衝撃』NHKスペシャル取材班

これは良書。 人口予測の書籍はようやく巷にあふれてきた。 どれも、高齢者の増加、少子化、それに伴う社会問題について警鐘を鳴らしている。 しかしこの本ほど、少子化の行く末を残酷に描いたものは見たことがない。 あとがきにもあ… 続きを読む »

【本】17100『街道をゆく 19 中国・江南のみち』司馬遼太郎

2017年6月、1ヶ月間、上海に行き復旦大学との共同研究を行っていた。 そのときには恥ずかしながら読んでいなかったが、帰国後に読んだ。 内容ひとつひとつに深い考察が込められ、面白い。 お茶の歴史については同様な疑問を抱い… 続きを読む »

【本】17096『生涯投資家』 村上世彰

高校の先輩ということもあり、購入してみた。 意外と面白く、おすすめだ。 批判はあるだろうが、ここまで資本主義寄りの意見を堂々と言う人は日本では貴重だ。 コーポレート・ガバナンスの意義を解き、日本の株式会社が株主の利益にな… 続きを読む »

【本】17094『幸福の「資本」論――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』橘 玲

意外と面白かった。 金融資産、人的資本、社会資本のすべてを手に入れることはできないと筆者は言う。 つまり、「経済的な自由」「やりがいのある仕事」「豊富な友達」のすべてを入手するハードルは非常に高いと。 だから、面倒な社会… 続きを読む »

【本】17089『池上彰の宗教がわかれば世界が見える』池上 彰

宗教観が世界的に希薄になっているという話はよく聞く。 アメリカで仏教徒が増えているようだが、本気で信じている人はおそらく少なくて、「禅」をしてみたいとかエキゾチックな雰囲気に惹かれているようだ。 だから、禅宗ではない浄土… 続きを読む »

【本】17088『愛と怒りの行動経済学』エヤル ヴィンター、青木 創

これはオススメ。 ゲーム理論についての基本的な本を読んだ後だと、理解が深まるだろう。 しっぺ返し戦略が、自分の戦略として合理的なのはよく知られている。 つまり、裏切られたら自分は敵対する。しかし、相手が自分側に味方したと… 続きを読む »

【本】『愛と怒りの行動経済学』エヤル ヴィンター、青木 創 #47

感情は理性を邪魔するものではなく、実は合理的な行動を導くために重要な役割を果たしている。ゲーム理論の初歩さえ知っていれば簡単に理解できる。感情も、判断を下すために重要なファクターの一つだ。 われわれは権威ある人物と接して… 続きを読む »