歴史」タグアーカイブ

【本】17065『日本と中国経済 ──相互交流と衝突の100年』梶谷懐

中国の歴史を、日本とのかかわり、特に経済的な関係のなかで描いた本だ。 国交が断絶していても、ともに大量の人口を抱えた隣国同士であり、民間ベースでの経済交流はあったようだ。 中国農村の共同体が、日本人のイメージする農村の共… 続きを読む »

【本】17044『中国の論理 – 歴史から解き明かす』岡本隆司

中国の歴史について、儒教の歴史を中心に解説している。おすすめだ。 現在まで通じる価値観を説明するのに、儒教は欠かせない。 中国人はプロフェッショナルを評価しない。 「君子不器」という考え方があるため、君子は偏ってはいけな… 続きを読む »

【本】17039『経済大国インドネシア 21世紀の成長条件』佐藤百合

こちらもインドネシアについてまとめた本だ。 経済面からの考察が詳しい。 ビジネスなどを考える人には、こちらの方が昨日の本よりも有意義だろう。 とはいえ、国民性や国の事情をとらえるうえで歴史は必須なので、結局両書を読むこと… 続きを読む »

【本】17038『インドネシア 多民族国家という宿命』水本達也

大半を「聞き読み」で読んだ。 インドネシアの歴史について、まとめている。 デヴィ夫人で有名なスカルノ大統領から、スハルト→ハビビ→ワヒド→メガワティ→ユドヨノ→ジョコ(現在) と続くのがインドネシア大統領の系譜だが、これ… 続きを読む »

【本】17009『司馬遼太郎が描かなかった幕末 松陰・龍馬・晋作の実像』一坂太郎

司馬史観とよく言われるが、日本人の歴史観は、司馬遼太郎の影響力が強すぎるらしい。 本書は、史料をもとに、司馬遼太郎の描かなかった人物像(主に吉田松陰、高杉晋作)を書く、というものだ。 結論から言うと、本書を読んだからとい… 続きを読む »

【本】17007『大学入試問題で読み解く 「超」世界史・日本史』片山杜秀

大学入試という一つの問題をきっかけに、それに関連する歴史をおさらいすることができる。 解説が詳しいので、その歴史を知らなくても理解することができる。 中世を代表する神学者トマス・アクィナスは「お金を儲けたら、すぐに使うよ… 続きを読む »

【本】16146『ビジネスエリートの新論語』司馬遼太郎

サラリーマンについて、司馬遼太郎が語った一冊。 封建時代の武士や、徳川家康に例えながら語るのは面白い。 当時の社会保障制度について、「国家がやるべき仕事を家庭におしつけている」と批判しているのは面白い。現代はまさに、そう… 続きを読む »