【本】16125『知の進化論 百科全書・グーグル・人工知能』野口 悠紀雄
知の共有に関して、歴史的な考察を加えた一冊。 現在では、『「知識は無料で提供されるのが当然」という考えが支配的』だが、昔は違った。 そもそも、知識は権力の源泉でもあった。 例えば、『聖職者は、神の教えを独占することで人々… 続きを読む »
知の共有に関して、歴史的な考察を加えた一冊。 現在では、『「知識は無料で提供されるのが当然」という考えが支配的』だが、昔は違った。 そもそも、知識は権力の源泉でもあった。 例えば、『聖職者は、神の教えを独占することで人々… 続きを読む »
筆者は、歴史関係の書籍を多く書いている。 戦国時代の戦争について資料をもとに考察している。 戦国時代は、毎日のように戦争があった。 “近衛尚通の日記『近衛尚通公記』には「世上の儀、いわゆる戦国の時の如し、何れ… 続きを読む »
「代表的日本人」と同様に、明治維新後に列強諸国へ追いつこうとしていた日本のなかで、日本人の価値観について世界に発信した名著だ。 “日本の学校では宗教教育がない”これは西洋人には理解できないそうだ。… 続きを読む »
本著は、「代表的日本人」として、西郷隆盛・上杉鷹山・二宮尊徳・中江藤樹・日蓮という5名を挙げて、それぞれの方について述べています。 この本の内容を評価する上で、当時の時代背景を考慮する必要があります。 当時は明治維新後で… 続きを読む »
領民の立場からみた資料を元に戦国時代を紐解いた本である。 “中世というのは、毎年毎年、端境期に飢餓が訪れ、それによって多くの人々が命を落としていく、民衆にとっては生存すらが必ずしも保証されていない、過酷な社会… 続きを読む »
どんな領主も人口が欲しい。 しかし、農民にとって領主は必ずしもいい存在ではない。 そこで、「走り人」という形で他の土地に逃げ出す者もいた。本著はそのような「走り人」の実態について書いた本である。 戦国時代の終わりとともに… 続きを読む »
2003年に発売されたベストセラーだが、面白い。 加賀百万石の会計係であった猪山家の家計簿を元に、幕末から明示初期にかけての武家の経済状況、文化、価値観などが想像できる。 中心となるのは第八代当主の直之と、第九代当主の成… 続きを読む »
日本史を、経済的な視点から捉えようとした本。 特に、古代の歴史から掘り起こしているのは面白い。 蘇我氏は、朝廷の財政に食い込むことで台頭し、権勢を振るっていたが大化の改新で殺される。 そのときからすでに、日本流のR… 続きを読む »