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【本】17022『君たちが知っておくべきこと―未来のエリートとの対話―』佐藤優

灘校生と佐藤優との対談をまとめた一冊。 まず驚くのは、灘校生の返答の的確さだ。佐藤優への対談に応募するような学生たちだから、学年のなかでも世界史や政治・経済の知識が多い集団だとは思うが、それにしても佐藤優の質問に対してさ… 続きを読む »

【本】17021『ハーバード・ビジネス・スクールの投資の授業』中澤 知寛

HBSとタイトルにでかでかと書いてあるので、HBSでの勉強内容について書いてあるのかと思いきや、完全に投資の本だった。 とはいえ、ハーバードの研究者たちが明らかにした、投資に関するエビデンスが紹介されており面白い。 まあ… 続きを読む »

【本】17019『やり抜く力』アンジェラ・ダックワース

話題になった本である。 やり抜く力が大事と筆者は言うが、なんでもかんでも最後までやりきることが重要だと述べているわけではない。 むしろ、無駄なことに労力を費やすのをやめて、自分の最終目標のために必要な、中目標・小目標に打… 続きを読む »

【本】17016『フランスはどう少子化を克服したか』髙崎 順子

フランスでの出産・育児補助制度について書かれた本である。 フランスは、自国の文化を守るために、フランス国民を増加させる政策をすすめている。 極端な少子化が進む日本では、少子化対策が謳われているものの、子供の教育への投資は… 続きを読む »

【本】17012『新・所得倍増論―潜在能力を活かせない「日本病」の正体と処方箋』デービッド・アトキンソン

「生産性をあげるのは、経営者の責任だ」という筆者の主張に納得した。 日本の医療は非常に効率が悪い。必要以上の薬剤処方、抗菌薬の乱用、誰も望まない延命治療etc… これらが放置されてきたのは、制度設計の問題であ… 続きを読む »

【本】17011『世襲格差社会 – 機会は不平等なのか』橘木俊詔 参鍋篤司

社会が安定化すると、格差は固定化するようだ。一時はやったピケティの本でも、r(資本収益率)>g(経済成長率)であることを示し、格差が拡大傾向にあることを示している。 資産家(権力層)にとってはその方が合理的であるため、こ… 続きを読む »

【本】17010『行動経済学~経済は「感情」で動いている〜』友野 典男

おもしろいもので、同じ時期に購入した本は、似たような内容であることが多い。 もちろんタイトルから狙ったものもあるが、タイトルから予測できないほど内容が似ていることもある。 本書は、超予測力と内容が似ている。 感情によって… 続きを読む »

【本】17008『超予測力 不確実な時代の先を読む10カ条』フィリップ E テトロック, ダン ガードナー

様々な物事の予測に長けている人が、どのような特徴を持つのかという点について述べた本。 平たく言えば、フェルミ推定とか、情報分析の本だ。 物事を予測するために、その予測に必要な情報を細分化し、それぞれについて細かく情報を探… 続きを読む »