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【本】17020『大事なことに集中する』カル・ニューポート

この本は面白い。ものすごくおすすめだ。 筆者は、仕事をディープ・ワークとシャロー・ワークに大別している。いかにディープ・ワークを効率的にできるようにするかについて焦点をあてたのが本書である。 ディープ・ワークを行う時間は… 続きを読む »

【本】17018『成功する子 失敗する子 _ 何が「その後の人生」を決めるのか』ポール・タフ

子供の発達に関する本だ。 プレスクールの利点は、知能の向上ではなく、自主管理能力、要は人格の向上につながり、それが長期にわたって効果を及ぼすことだという。 貧困自体が問題なのではなく、貧困に伴うストレスが発達を阻害する。… 続きを読む »

【本】『経済ってそういうことだったのか』佐藤雅彦 竹中平蔵 #3

”共同体のかたちというのは、経済の問題に関するかぎり、結局税金だと思います。だから各国とも行政指導をやめて、補助金をやめて、最後に残された政策というのが税金、税制なんです。” ”カトリックとプロテスタント、この2つの宗教… 続きを読む »

【本】16144『第四次産業革命–ダボス会議が予測する未来』クラウス・シュワブ

こちらも将来予測系の本だ。 センサー、AI、機械学習によって起きる産業革命を、筆者は第四次産業革命と呼ぶ。 ご多分に漏れず、本書も医療に割く度合いが大きい。 どの本にも医療に関する項目が書いてあり、期待度の高さを思わせる… 続きを読む »

【本】16128『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略』 by リンダ・グラットン, アンドリュー・スコット

ベストセラー本である。内容は新鮮なものではないが、売れているだけあってわかりやすい。 100年の人生を生きる時代に、どのようなキャリアが求められるか、ということを時代背景の考察とともに書いている。私達の世代では延命治療は… 続きを読む »

【本】16122『不平等との闘い ルソーからピケティまで』稲葉振一郎

格差に関する経済学的知見からの考察について、歴史的な経緯をまとめた本である。 まず、現在でも行われる「成長か格差是正か」「成長と不平等緩和のトレードオフ」という対立は、ルソー、スミスの意見の違いから認められる。 さらに、… 続きを読む »

【本】16121『中国4.0 暴発する中華帝国』エドワード・ルトワック

まず、鄧小平亡き後の経済成長を、筆者はチャイナ1.0と呼んでいる。 『「チャイナ1・0」は、中国の実際の台頭を平和裏に、しかも周辺国の警戒感を呼び起こすことなく実現した』 そして、チャイナ2.0では胡錦濤を中心に、対外的… 続きを読む »

【本】『 徹底調査 子供の貧困が日本を滅ぼす 社会的損失40兆円の衝撃 』日本財団 子供の貧困対策チーム #98

”就業率が高いにも関わらず、貧困率が高い背景としてひとり親、特に母子世帯の収入が一般世帯に比べて低いことが挙げられる。” ”子どもの貧困を福祉政策としてだけではなく、社会的な投資として位置づけることの重要性” ”学力が伸… 続きを読む »