書評」カテゴリーアーカイブ

【本】17148『ゲノム編集とは何か 「DNAのメス」クリスパーの衝撃』佐藤 優

医療界に身をおいていながら、恥ずかしくも全然知らなかった。 基礎医学についてはあまり知らないが、この技術は確かに医学を変えうるだろう。 今後、認知症のサルとか生み出せるようになったら新薬開発も進むだろう。 実際に、種子業… 続きを読む »

【本】17147『佐藤優の集中講義 民族問題』佐藤 優

予想外に面白かった。 アンダーソンの『想像の共同体』は読んでいて、「民族なんて(支配者層が作った)フィクションだ」と思っていたが、佐藤氏は、「民族はエリートが思うようには生まれません」(「国家という人工物は一部の支配層が… 続きを読む »

【本】17145『介護危機―「数字」と「現場」の処方箋』宮本 剛宏

これは面白い、というか良書。データがふんだんに散りばめられているので資料として使いやすい。 実名こそ出していないが、介護甲子園への批判もある。 公定価格であり介護サービスへの付加価値はつけられないため、筆者はサービスの標… 続きを読む »

【本】17144『量子コンピュータが人工知能を加速する』西森秀稔、大関真之

理解は完全にはできていない。 けど、すごいことができるコンピュータがもうすぐ実用化できるかも、ということはわかる。 エネルギー状態が最も安定したところに必ず到達できる量子ってすごい。 長年、研究が続けられていた量子コンピ… 続きを読む »

【本】17143『シンギュラリティ・ビジネス AI時代に勝ち残る企業と人の条件』齋藤和紀

面白いが、これまで類書を読みすぎて新しい情報はベンチャー紹介の項くらい。 カーツワイルが挙げたのは、ジェネティクス革命、ナノテクノロジー革命、そしてロボティクス革命の三つ。 1 デジタル化(Digitalization)… 続きを読む »

【本】17142『「司馬遼太郎」で学ぶ日本史』磯田 道史

司馬遼太郎マニアとしては買うか逡巡したが、買ってよかった。 現在は、時代の変化のなかでこれまでの既得権益が崩れていく、まさしく幕末に近い構造だと思う。 日本近代を考えるうえで、この熊本出身者というのは非常に重要です。歴史… 続きを読む »

【本】17141『仮想通貨革命で働き方が変わる――「働き方改革」よりも大切なこと』野口悠紀雄

ブロックチェーンが当たり前となった社会での勤務形態について。 Uber、Airbnbという胴元が必要なくなる。 専門家がフリーランス化する、その勤務形態が5種類くらい紹介されている。 Augarをこれで知ったが、面白い。… 続きを読む »

【本】17140『イスラーム入門 文明の共存を考えるための99の扉』侍留 啓介

灘の先輩でありイスラム学者である中田先生の本。 ちょっと難しくて一読しただけでは分からない。 ただ、別の視点で捉える練習にはなりそう。 機会をみて読み返す。 80 解放党 平和的なカリフ制樹立を目指す国際イスラーム政治団… 続きを読む »

【本】17139『新・独学術――外資系コンサルの世界で磨き抜いた合理的方法』侍留 啓介

情報の収集・分析について。 「なぜ」を5回繰り返す、3回情報を掘り下げるなどは、横山禎徳先生もよく言っている。 知識がなければ、現実の物理空間で起こっていることを認識することもできない そうした積み重ねが、「それっぽい話… 続きを読む »