【本】16128『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略』 by リンダ・グラットン, アンドリュー・スコット
ベストセラー本である。内容は新鮮なものではないが、売れているだけあってわかりやすい。 100年の人生を生きる時代に、どのようなキャリアが求められるか、ということを時代背景の考察とともに書いている。私達の世代では延命治療は… 続きを読む »
ベストセラー本である。内容は新鮮なものではないが、売れているだけあってわかりやすい。 100年の人生を生きる時代に、どのようなキャリアが求められるか、ということを時代背景の考察とともに書いている。私達の世代では延命治療は… 続きを読む »
内容は、予防医学に興味がある医療関係者であれば、目新しいことはない。 世界中で、知識は広まっているものの、実践はなかなか広まっていない。 ホリエモンが予防医学の知識を仕入れてすぐにピロリ菌の自己診断キットを販売するという… 続きを読む »
いつもの黄金コンビによる著作だ。 『新自由主義が、そうした「すべてが経済合理性で計られるタブーなき社会」を助長している面』がある。 さらに、新自由主義に伴って出てきたのが、自己本位のナルシシズムだ。価値観不在の環境から生… 続きを読む »
知の共有に関して、歴史的な考察を加えた一冊。 現在では、『「知識は無料で提供されるのが当然」という考えが支配的』だが、昔は違った。 そもそも、知識は権力の源泉でもあった。 例えば、『聖職者は、神の教えを独占することで人々… 続きを読む »
医療費増大の原因は、高齢化だけではない。 むしろ、医療技術の進歩の方が影響が大きいと言われている。 昨今の高価な薬剤の登場は、まさにそれを象徴すると言えるだろう。 そんな状況で、医師である筆者が私見を述べている。 現在の… 続きを読む »
佐藤優氏の書いた地政学に関する本である。 ・アメリカについて アメリカの民主主義は、基本的に『白人の民主主義』である。『アメリカ民主主義はつねに「それ以外の存在」、すなわち「外部」を必要とする』 これをトランプ政権誕生前… 続きを読む »
格差に関する経済学的知見からの考察について、歴史的な経緯をまとめた本である。 まず、現在でも行われる「成長か格差是正か」「成長と不平等緩和のトレードオフ」という対立は、ルソー、スミスの意見の違いから認められる。 さらに、… 続きを読む »
まず、鄧小平亡き後の経済成長を、筆者はチャイナ1.0と呼んでいる。 『「チャイナ1・0」は、中国の実際の台頭を平和裏に、しかも周辺国の警戒感を呼び起こすことなく実現した』 そして、チャイナ2.0では胡錦濤を中心に、対外的… 続きを読む »
”就業率が高いにも関わらず、貧困率が高い背景としてひとり親、特に母子世帯の収入が一般世帯に比べて低いことが挙げられる。” ”子どもの貧困を福祉政策としてだけではなく、社会的な投資として位置づけることの重要性” ”学力が伸… 続きを読む »
日本の高齢化は深刻だ。 『一三〇〇万人の働き盛りの日本人が親(義理の親を含めて)の介護問題を会社に直接相談できずに苦しみ悩んでいるということは、日本の就業者数(六三五七万人:総務省統計局調査)のうち、五人に一人がこの問題… 続きを読む »