【本】『愛に生きる』鈴木鎮一 #35

投稿者: | 2016-04-25

”育てられた姿を見て、それが生まれつきだとする考え方をやめなければいけない。そして、ひとの子に与えられている未知にして、しかもきわめて高度な可能性を思い、生まれつきの優劣はまだわからないということを知り、りっぱに育てていこう。それによって、子どもの真の幸福と人類のあすの究明が約束されるのだ”
”だれにも、それぞれに短所があります。その短所のなかで、いちばん共通して多い短所は、「やるべきだと思いながら、ただちにスタートしない」ことです。”
“自分のなかに最初からあるものが働いて、なんでもできるのだという常識は誤りだ。おまえがらくにできることがあったら、それは能力が身についている証拠だ。身につく―それは、身につくまで努力し、くり返していくことによって達成できる―。”

スズキメソードの鈴木先生による本。初版は1966年、文章にはやや古めかしさを感じるが、内容自体は全く古びていないと思う。親に過剰な責任を押し付けるべきではないが、子ども、人間の可能性をどこまでも信じるという意味でよい本だと思う。おすすめ。

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