書評」カテゴリーアーカイブ

【本】17072『人口と日本経済 – 長寿、イノベーション、経済成長』吉川 洋

先進国の経済成長は、イノベーションに起因する。したがって、生産性を向上させることで、人口減少に伴う経済成長鈍化を上回ることが可能だ。これが本書の趣旨だ。 しかし、本書は高齢化の影響をあまりに楽観視している印象がある。 高… 続きを読む »

【本】17071『いま世界の哲学者が考えていること』岡本 裕一朗

いまの哲学者が、というよりも現在の話題について、哲学史の流れからの視点を解説している。 特に前半は、哲学史を簡単にまとめており読みやすい。 結局のところ、技術の推進の原動力となるのは経済的な理由であり、哲学は事後的に解釈… 続きを読む »

【本】『ママたちが非常事態!?』NHKスペシャル取材班#35

チンパンジーは6年間母親が一人でつきっきりで育児をする。ではヒトの本来の育児とはどのようなものなのか?取材班がジャングル奥地の原住民を取材しに行くと…!表紙やタイトルはかなり暗い感じだが、中身は科学読み物といった調子でと… 続きを読む »

【本】『女子の人間関係』水島広子 #33

精神科医が書いているので、表紙やタイトルの印象よりはきちんと書いてある。カッコつき「女」の特徴を解説し、それからいかに距離を置くかについて事例別に対策が書かれているのが面白いが、明るい気持ちになる本ではないなあ。

【本】『人間関係をしなやかにする たったひとつのルール はじめての選択理論』渡辺奈都子#32

内容はほとんどアドラー心理学。選択理論とアドラー心理学の違いについては、さっとネットで検索したくらいではよくわからなかった。『嫌われる勇気』は物語仕立てになっていたが、こちらのほうが学問として体系的にまとめて書かれている… 続きを読む »