狙ったタイトルのつけ方。
内容は、まあ医療者なら常識じゃないかという内容。
医師を1人育成するのに1億円かかるとか、さらっと言うのはやめて欲しい。
これは都市伝説。
https://ameblo.jp/doctor-d-2007/entry-10033761818.html
上記ブログでも試算されているが、せいぜい3500万円/6年間くらいだろう。
この調子でもう一つツッコミを入れると、「フェアネス」という言葉を、「一人でも不幸な人を少なくしましょう」と読み替えているが、これは違う。
フェアな競争のなかでの結果は仕方ないという面もあるので、フェアネスで不幸な人が少なくなるかどうかは分からないはず。
そもそも、不幸な人を減らそうとすると、社会主義になり、幸福な人もいなくなってしまう。
さらに言うと、「地域の医療、介護サービスの充実は、人口流出に歯止めをかけます。」というのは驚いた。
そんなデータ、あるはずがない。過疎地域で残っている産業が介護くらいしかない、というところは山ほどある。
筆者も言っているが、一人暮らしは高コストだ。そして、将来の日本での一人暮らし世帯の主役は高齢者だ。その高コストの独居高齢者が持続的に生活できる仕組みを維持するくらいなら、その高コスト世帯を集めて効率的に管理した方が安いに決まっている。
こういう部分を読むと、所詮は厚労官僚か、と思ってしまう。
制度のことは理解しているが、実態を理解しているとは言い難い。
なので、一人暮らしの人が増えるということは、よりコストのかかる人が増える
どうすればそれぞれの世帯の過剰な貯蓄を消費に移転できるかという問題です。
戦後の日本の財政政策は、社会主義革命以上の革命だった
「ベンチャーを育てる三つのF」というのがあります。「Family」「Friends」そして「Fool」(!)。「
年金給付が県民所得の1割以上を占める道府県は45に及び、1割以下は東京、愛知のみで、島根県と鳥取県では年金給付額が県民所得の17%を超えています。
今や企業の社会保険料負担は法人税負担を上回っています。
哲学者ヘーゲルは「存在するものは合理的である」と言っています。正しいか正しくないかではなくて、何かが現に存在しているということは、存在している根拠があるからだ、
「フェアネス」という言葉がありますが、それは格差や不公平、不公正をなくすこと、情緒的な言い方をすれば、一人でも不幸な人を少なくしましょう、ということだと思います。
地域の医療、介護サービスの充実は、人口流出に歯止めをかけます。医療過疎地を少なくし、介護を充実することで、地域の安心基盤がつくられ、高齢者が定住し続ける地域が
専門職の仕事の役割分担や治療のマネジメントも再考し、専門職を効率的に活用すべきです。医師を一人養成するのには1億円の費用がかかります
予防や健康増進、ヘルスプロモーション活動といった対策は、一人ひとりのQOL(生活の質)を上げたり健康で長生きする、それによって社会参加を促進して社会の活力を高める、といった意味での効果を考えるべきです。 それで医療や介護の総需要を直接的に小さくする、小さくできると考えるのは楽観的にすぎる
①どれだけ多くの現場と接したかという「経験」から生まれる「人や社会に対する想像力」②相矛盾する様々な事象を分析・理解しそこから解を導く「専門知」 そして、③人間としての「感性」