【本】『大事なことに集中する』カール・ニューポート #6

投稿者: | 2017-01-30

”一日三時間から四時間、週に五日、中断されることなく、焦点を定めて集中することで、多くの価値ある成果を生み出すことができる。”
”新しい経済下で成功するための二つの能力 1.難しいことを素速く習得する能力 2.品質も速度も一流レベルの生産能力”
”生産性の代用としての多忙:仕事において生産力や価値があるとはどういうことかを示す、明確な指標がなければ、多くの知的労働者は工業における生産性の指標に戻っていく。つまり、目に見える形で多くのことをなすことである。”
”「最高の瞬間は通常、人の身体や心が自発的に限界まで引き伸ばされ、何か困難でやりがいのあることをなしとげたときに生じる」。チクセントミハイはこの精神状態を〝フロー〟と呼ぶ。”
”想像以上に、人々は仕事をしているとき幸せで、リラックスしているときそれほど幸せではない。”
”ディープ・ワークの習慣を身につけるカギは、〝ルーティン〟と〝儀式〟である。”
”意思決定は無意識の心に解決を委ねたほうがよい場合がある”

deep workの時間を予定に組み込んで確保することで、どうしようもなく入り込んでいるshallow workを効率的に減らすことができる。生産性の代用としての多忙、とは非常に耳が痛い言葉だ。生産性や価値があるとはどういうことかを意識し続けなくては、幸せで価値ある時間を過ごすことが難しいということをわかりやすく指摘している。意外と面白かった。

Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。