【本】『世界に通用する一流の育て方』廣津留 真理#80

投稿者: | 2016-11-09

”筆圧が上がって文字が書けるようになってきたところで、私は計算も教えました。使ったのは市販されている小学生向けの計算ドリルです。”
”6歳までは親が子どもの代わりにやるべきことに優先順位をつけたり、スケジューリングしたりしますが、小学生になったらToDoリストを使って子どもが自分でやるべきことをマネジメントするように導きましょう。”
”私からすると学校は〝外注先〟ですから、発注者である親が責任と節度を持ち、何を優先するかを主体的に判断すべきだと思うのです”
”家庭学習を充実させることの最大のメリットは「文化資本」が高まることだと私は思っています。  文化資本とは、家庭学習で得られる趣味や教養、国内外の文化の素養やマナーなど、基礎的な学力を超えた、高いレベルの感性や自主性を意味します。…学校のアクティブ・ラーニングが生きるのは文化資本が高く、日頃から地球温暖化や難民問題のような話題を議論しているような家庭の子どもです。”
”ABCの歌を歌ったりしてアルファベットを覚えようとしなくても、文章が読めるようになればアルファベットは読めるようになり、書けるようになるからです。”
”子どものときから「ToDoリスト」でスケジュールを自己管理してきたのは、やっぱり役立った? すみれ ハーバードにいる人の大半はそうやって育ってきたと思います。”

娘さんのインタビューは新聞で読んだことがあった。その時は、普通の子が努力してハーバードに入った、というストーリーとしてしか読めなかったが、これを読むと(残念ながら?)全く違うのがわかる。母親である真理さんは英語塾の先生で、家庭教育にかなり注力している。筆圧が上がるまで読み重視だったり、7歳からToDoリストを作らせるとか、一般的な早期教育とは視点が違って面白い。

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