”つまり今の時代、キャリアを伸ばすためには、これまでにも増して、職場で自分の代わりがいないような存在になることが、最も重要なことになってきたのだ。”
”平均的であるだけでは、どうあがいても以前のような生活は維持できない。…独自の貢献をし、自分に付加価値をつけ、そして人より一歩先を行く方法を見つけねばならない。”
”最近のハーバード大学の調査によれば、職場で昇進する理由のうち、学んだスキルや仕事の知識の占める割合はたったの15パーセントだった。残りの85パーセントは人間関係のスキルが占めている。私のいう人間関係のスキルとは好かれるということだ。”
”a. 私はチームに属しており、チームプレイヤーである
b.私の仕事はやりがいのある仕事で、会社に利益をもたらしている
c. 私の仕事の目的は自分の利益ではなく、他の人の役に立つことである
この考え方を常に持っていれば、自慢屋だとか、セルフ・プロモーションオタクと思われることもない。”
今の20-30代に向けてキャリア構築の仕方を述べた本。ハードスキルとして何か1つの分野でいいからスペシャリストになること、あとは結局はコミュニケーションが大事、という結論だ。たぶんアメリカ人の著者だが、書かれている対人関係のコツというか気の使いようは、非常に日本人的で面白い。