【本】17095『MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣』 シバタ ナオキ

投稿者: | 2017-07-25

決算には、その会社の企業戦略や強み・弱みが如実に出る。
だから、財務諸表などを読む力をつけることで、その会社の思惑がわかる。
本書は、代表的な企業を例に、その企業の強み・弱みについて説明している。
Amazonがキャッシュフローを重視しているというのは面白い。

話は変わるが、このような財務諸表の公開は、株式会社にとって義務付けられている。
これを、医療に応用できないだろうか。
保険診療という、国民の税金を使った医療をする以上、ある程度の情報公開を義務付けるのは合理的に思える。
もちろん、財務諸表ではなく、治療成績や患者数など、医療に関することだ。
現在の課題は、利用者(患者)が医療を受けるときに、事前情報が少なすぎる。

もちろん情報を公開しても素人にはわかりづらいだろうが、それは財務諸表と同様。
専門家が読み解いてまとめてくれればいいだけのこと。

日本の医療は、一般的な人、東京の医療者が思う以上に地域格差がある。
それを明らかにすることが幸福かどうかは別として、客観的な事実として公表することは重要な気がする。

同じ企業の決算を時系列で流し読みしていると、ある四半期の決算説明会資料では開示されていなかった数字が出てきたり、逆に開示されていた数字が資料からなくなっていたり、という変化にも気づくようになります。これは、決算を発表した企業が「強調したい数字」か「隠したい数字」であることが多いので、いずれにせよ要注目だということがわかります。

過去の決算を比較対象にして「成長率」を確認してみてください。成長率は「対前年比」、英語表記だと「YoY」(Year over Year、あるいはYear on Year)を見ればわかります。  

直販型のECビジネスは「規模の経済」で強者が決まっていきます。Amazonはまさにこのパターンで市場シェアを上げ続けてきたといっても過言ではありません。

Amazonが最も重視する指標は売上でも利益でもなく「フリーキャッシュフロー」です。

冒頭で触れた「Amazonのフォーカスエリア」とは、有料会員にさまざまな特典を提供するAmazonプライム事業、それとマーケットプレイス、AWSの3つであるとのことです。

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