【本】『人口と日本経済』吉川洋 #38
経済発展は人口ではなくイノベーションが起こるかどうかと関係しているというのは、たぶん正しい。でも筆者は高齢化の影響を過小評価していないか。医療介護に税金が投入されている限りそれは結局産業ではない。必要な資源の総量を軽く乗… 続きを読む »
経済発展は人口ではなくイノベーションが起こるかどうかと関係しているというのは、たぶん正しい。でも筆者は高齢化の影響を過小評価していないか。医療介護に税金が投入されている限りそれは結局産業ではない。必要な資源の総量を軽く乗… 続きを読む »
住む場所がどういった理由で選ばれているのか、何が人気なのか、最近の傾向を解説している。湾岸エリアは都心に近いから過疎化しないというのは疑問。住民が一気に高齢化すればゴーストタウン化する可能性はあると思う。とは言え、筆者の… 続きを読む »
ゲーム理論の考え方を、多くの具体的な例を通じて解説している。いちいちウィットがきいていて面白い。
年金制度は破綻しない、という筆者の主張。 残念ながら、私がこれを読んだ感想は「ああ、年金は破綻するな」だった。 まず筆者と私では、年金の破綻の定義が違う。 筆者は、制度としての年金が続くうち、つまり、「年金を払った人が年… 続きを読む »
デジタル技術の業界はそもそも、サイクルの早い試行錯誤を重んじ、β版でも平気でサービスとして運用する。 使用経験をフィードバックすることで洗練化させることに重きを置いてきた。 しかし、技術革新によって、正確性、ミスの許され… 続きを読む »
先進国の経済成長は、イノベーションに起因する。したがって、生産性を向上させることで、人口減少に伴う経済成長鈍化を上回ることが可能だ。これが本書の趣旨だ。 しかし、本書は高齢化の影響をあまりに楽観視している印象がある。 高… 続きを読む »
いまの哲学者が、というよりも現在の話題について、哲学史の流れからの視点を解説している。 特に前半は、哲学史を簡単にまとめており読みやすい。 結局のところ、技術の推進の原動力となるのは経済的な理由であり、哲学は事後的に解釈… 続きを読む »
チンパンジーは6年間母親が一人でつきっきりで育児をする。ではヒトの本来の育児とはどのようなものなのか?取材班がジャングル奥地の原住民を取材しに行くと…!表紙やタイトルはかなり暗い感じだが、中身は科学読み物といった調子でと… 続きを読む »
友利先生の本の中では一番内容が濃いような。子どものスキンケアのやり方なんてほとんど誰も言っていないので、とても参考になる。そこまで徹底して保湿すべきとは知らなかった。
精神科医が書いているので、表紙やタイトルの印象よりはきちんと書いてある。カッコつき「女」の特徴を解説し、それからいかに距離を置くかについて事例別に対策が書かれているのが面白いが、明るい気持ちになる本ではないなあ。