【本】『わたしの神様』小島慶子 #55
一見、女子アナのどろどろを描いた小説で、自己顕示欲の強い登場人物たちがわんさか出てくる。しかし、全く共感できる部分がないわけではない。弱さゆえに素直に生きられない女性の象徴としての女子アナたちが、なんだか物悲しく感じられ… 続きを読む »
一見、女子アナのどろどろを描いた小説で、自己顕示欲の強い登場人物たちがわんさか出てくる。しかし、全く共感できる部分がないわけではない。弱さゆえに素直に生きられない女性の象徴としての女子アナたちが、なんだか物悲しく感じられ… 続きを読む »
本物と偽物、アナログとテクノロジー、現実と非現実。テクノロジーを追求したその先に、本当の人間らしさが残るのかどうか、私たちはちょうどいま実験中なのかもしれない。テーマがはっきりしていて読みやすい。
”表現の世界でも、常に自己模倣の危険性は伴っている” ”撮影時は、どこまで不純物を排除し、イノセントになれるか。どれだけピュアな気持ちでシャッターが切れるか。その1点が本当に大切になってきます。逆に、発表時にどこまで第三… 続きを読む »
“すると、給料をいくらもらえるかということに関心が薄くなっていく。そうなると次第に、会社に支配されているという感覚、会社に嫌われないようにしなければという感覚が、明らかに薄くなり始めたのです。” … 続きを読む »
”僕が本を読んでいておもしろいなあ、この瞬間だなあと思うのは、普段からなんとなく感じている細かい感覚や自分の中で曖昧模糊としていた感情を、文章で的確に表現された時です。” “正解、不正解だけではなく、どうしよ… 続きを読む »
はあちゅう的名言集のような本。エッセイかと思ってamazonで注文したら、開けてびっくり。くすっと笑えたり、なんだか納得したり、ちょっとした元気をもらえます。たまに見返したいので、これはキンドルより紙の本がいいと思う。
ふだんブログにかかれているような文章を集めたエッセイ集。ちょっとした気づきとか、微妙な気持ちとかが、ときおりビシっとワーディングされてます。夜にソファにでも座ってペラペラ読む感じがいいかも。装丁もかわいい。
”わたし自身、編集者としては極めて凡庸な才能だと思いますが、ただ、もし適性があったとすれば、自分自身がもっともいきいきと力を発揮できるサイズ感、しあわせでたのしい規模感を想定して、それをやり遂げるというところにあったので… 続きを読む »
”ライブドアを経営していた時は、職場の雰囲気など「自分には関係のないこと」と思っていた。” ”つまるところ、取引されている価値というのは、「信用」なのだ。取引相手がこれまで約束を果たしてきたか、周りの人間に対して誠実な振… 続きを読む »
”その人である理由を自分で作ることができれば、どんな仕事もその人のものになる” ”どこにいたって、誰といたって私は私で、環境は私を変えてくれないんだなってことがわかったわ。私が変われるのは、私が変わろうと思った時だけ。だ… 続きを読む »