書評」カテゴリーアーカイブ

【本】17088『愛と怒りの行動経済学』エヤル ヴィンター、青木 創

これはオススメ。 ゲーム理論についての基本的な本を読んだ後だと、理解が深まるだろう。 しっぺ返し戦略が、自分の戦略として合理的なのはよく知られている。 つまり、裏切られたら自分は敵対する。しかし、相手が自分側に味方したと… 続きを読む »

【本】17087『戦争にチャンスを与えよ』エドワード・ルトワック

戦争というのは、自然現象に近いから、思考停止で批判するのはよくないというのが筆者の主張。 確かに、戦争を抑制しようとするあまり過剰な介入を行うことで、中東情勢などをよりややこしくしているのは事実。 考え方自体は、米英の正… 続きを読む »

【本】17086『POWERS OF TWO 二人で一人の天才』ジョシュア・ウルフ・シェンク

宣伝が多かったので購入した。 いかにパートナーと一緒にパフォーマンスを上げることができるか。 夫婦などはその典型と言えるだろう。 個人的には、ある程度同質で、ある程度価値観が違う相手こそ理想的なのだと思う。 あまりに環境… 続きを読む »

【本】『愛と怒りの行動経済学』エヤル ヴィンター、青木 創 #47

感情は理性を邪魔するものではなく、実は合理的な行動を導くために重要な役割を果たしている。ゲーム理論の初歩さえ知っていれば簡単に理解できる。感情も、判断を下すために重要なファクターの一つだ。 われわれは権威ある人物と接して… 続きを読む »

【本】『みみずくは黄昏に飛びたつ』川上未映子、村上春樹 #46

村上春樹にとって小説を書くというのがどういうことなのか。『職業としての小説家』よりずっとわかりやすくなっていると思う。久しぶりに知らない世界を見せてくれた本、感動しました。すばらしい。 ものを書くっていうのは、とにかくこ… 続きを読む »

【本】17085『ベーシック・インカム 国家は貧困問題を解決できるか』原田泰

ベーシック・インカムについて理解不足だったので、本を読んでみた。 結論から言うと、私は賛成だ。 日本は税金の種類が多すぎる。セーフティネットは確かにあるが、申告制のものが多すぎる。高齢者の貧困の大半は、この申告制をなくす… 続きを読む »