【本】17076『資本主義が嫌いな人のための経済学』ジョセフ・ヒース, 栗原 百代
面白かった。一見慈愛に満ちた平等主義が、結局は誰のためにも機能しないということを、経済学の視点から指摘している。 例えば価格。価格を統制することは絶対にやってはいけないと筆者は指摘する。価格は需給に応じて効率よく財を分配… 続きを読む »
面白かった。一見慈愛に満ちた平等主義が、結局は誰のためにも機能しないということを、経済学の視点から指摘している。 例えば価格。価格を統制することは絶対にやってはいけないと筆者は指摘する。価格は需給に応じて効率よく財を分配… 続きを読む »
有名なバディ幼稚園の園長の著書。やってあげるのではなくやり方を教えて根気よくサポートするというコンセプトは共感できる。運動が苦手な子どももいるのだから、成功体験を積ませるためにそこまで過酷なトレーニングは必要ないのではと… 続きを読む »
著者の人生が激しすぎて、別世界の話としてしか読めなかったけれど、本当にすごいと思う。やっぱり豊かな人の多くはいい人だし、いい人の多くは豊かなのだろう。 別に「ありがとう」と言ってもらいたいわけではなかったけれど、人に何か… 続きを読む »
午後から夜遅くまで、機嫌悪く全然寝てくれないことがあるので買ってみた。寝言泣きには気をつけているつもりだったけれど、就寝時間21時は遅すぎるようす。好きなだけお昼寝させていたので、午前中寝ている時間が多いのかもしれない。… 続きを読む »
相手にわかりやすく説明するための原則を説いた本。 まずネタフリで相手の頭に「?」を浮かばせて引きつけることは大事だが、その「?」を解消しなければ混乱する。 相手との共通点を探して、その話題から始めるとわかりやすい。 言わ… 続きを読む »
経済発展は人口ではなくイノベーションが起こるかどうかと関係しているというのは、たぶん正しい。でも筆者は高齢化の影響を過小評価していないか。医療介護に税金が投入されている限りそれは結局産業ではない。必要な資源の総量を軽く乗… 続きを読む »
住む場所がどういった理由で選ばれているのか、何が人気なのか、最近の傾向を解説している。湾岸エリアは都心に近いから過疎化しないというのは疑問。住民が一気に高齢化すればゴーストタウン化する可能性はあると思う。とは言え、筆者の… 続きを読む »
ゲーム理論の考え方を、多くの具体的な例を通じて解説している。いちいちウィットがきいていて面白い。
年金制度は破綻しない、という筆者の主張。 残念ながら、私がこれを読んだ感想は「ああ、年金は破綻するな」だった。 まず筆者と私では、年金の破綻の定義が違う。 筆者は、制度としての年金が続くうち、つまり、「年金を払った人が年… 続きを読む »
デジタル技術の業界はそもそも、サイクルの早い試行錯誤を重んじ、β版でも平気でサービスとして運用する。 使用経験をフィードバックすることで洗練化させることに重きを置いてきた。 しかし、技術革新によって、正確性、ミスの許され… 続きを読む »