【本】17026『哲学する赤ちゃん』アリソン・ゴプニック

投稿者: | 2017-02-06

幼児の認知機能や発達に関する本だ。
彼らは、たとえ言語が発達しておらず大人にとって論理的な説明ができなかったとしても、彼らなりに世界を認識し、論理的に解釈している。
幼児の世界認識は、最近流行のフローとは逆の状態にあるのだと言う。筆者はランタン型と呼ぶ。
瞑想のときのような、旅行に行ったときの高揚感のような、場面場面の鮮明な記憶が残る状態だそうな。
幼児はエピソード記憶が得意だが、うまく引き出すにはきっかけが重要だ。
だから、「今日どんなことがあったの?」と聞かれても「なにもない」としか言えないが、「○○ちゃんとはどうだった?」などと聞くと、驚くほど詳細に語りだす。

筆者も述べているが、様々な研究が出ている一方で、親が子供にしてあげられることについてはまだまだ明らかになっていない。
精一杯、愛情を示してあげることなのだろう。
周囲の大人が世話をしてあげることで、彼らは発達に集中することができる。

Pocket