【本】『茶色のシマウマ、世界を変える』石川 拓治#79

投稿者: | 2016-11-09

”彼らの強い意欲、彼らの能力を、ストリートやスラムに埋もれさせてしまうことは、世界の損失と言ってもいい。彼らに日本に来てもらうこと、彼らに日本の子どもたちと一緒に学んでもらうことは、何よりもまず日本という国にとって無茶苦茶価値のあることなんです。 国際交流という意味でも、海外の富裕層の師弟と関係を持つよりも、よほど安全だし、すごいネットワークができ上がるはずです。この学校にとっては、彼らこそ最大のコンテンツなんです。”
”先生たちの価値観では、彼らの仕事の中で、ティーチングは3分の1なんです。残りの3分の2はコーチングとボーディング。つまり教えること、スポーツのコーチをすること、それから寮生活、この三つが同じように大切だっていうのが、全寮制の学校の先生たちの基本的な考え方なんです。”

小林りんさんが、ほとんど資金ゼロになってしまった状態からISAKを開校するまでのお話。書いているのはライターさんなのでやや冗長な表現が気になるが、内容は非常に印象的。結局世界を変えるには教育しかないという情熱でここまでやるのは本当にすごいと思った。

Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。