”私は学生に、ビジネスにおいても人生においても、優れた意思決定に必要な要素は2つある、と教えようとしている。1つは意思決定に関連するすべての情報、すなわち正しいデータである。もう1つは自分にとっての意思決定のプラス面とマイナス面(経済学の授業では「費用」と「効果」という言葉を使う)を判断する正しい方法を考えることだ。”
ミクロ経済学の専門家が、徹底的に論文を調べて検証した本。合理的に考えることに慣れている/リスクを数字で判断し意志決定することに慣れている人には、おすすめできる。筆者も言うとおり、同じ数字をみてもそれを危険と判断するか安全と判断するかは人によって分かれる。学会でも個人でも、毎年こういう本とかまとめサイトを作ってアップデートしてくれたらいいのに。