【本】『勝負論 ウメハラの流儀』梅原大吾 #15

投稿者: | 2016-02-04

”勝ち続ける、というのは、つまり成長し続けているということです。  同時に、決して誤解してほしくないのは、ある時点での実力差、能力差は、その後の成長力で必ず埋められるということです。”

”さんざん常識やセオリーにいちゃもんをつけ、時間をかけて定石を学んだ人は、抜け出した後のバリエーションが圧倒的に違う。縦横無尽に遊び、好き勝手に活躍できる。結果として、誰も知らなかった価値、誰も目にしたことのないスーパープレーを生み出せるのだ。”

”見ただけで真似できるものが、知識でないとは言わない。しかし誰にでも見える知識によって、高いレベルの勝負で決定的な差をつけることはできない。そのくらいのことは、みんな知っているからだ。”

勝負論というタイトルだが、自分の頭で考えることの大切さ、自分の成長そのものが幸せであるという大きなテーマにつながっていく。他人が考えたセオリーを覚えて楽するだけでは本当に何かを身につけることができないというメッセージは、耳が痛い。ゲームを通じてここまで生き方についても考えることができることに驚いた。予想以上に面白かったです。

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