イタリア人男性と結婚し、イタリアで生活している漫画家のヤマザキマリ氏。
本書は、男性論というタイトルだが、人生の生き方に関するアドバイスである。
出口治明氏の『ビジネスに効く最強の「読書」』でお勧めされていたので購入した。
その内容はなかなかおもしろい。
筆者は、「ボーダーを超える!」ことを重視する。「置かれた場所で咲かない」ことを求め、日本人の内向きな思想を批判する。
「居心地が悪ければ、その外に出ればいい」と言い切るのもイタリア人と結婚した筆者ならではだろう。
『君はどこにでも行ける』に記載されていたホリエモンとの対談もなかなかおもしろかった。
この考え方は参考になる。
医師というのは、資格自体は国境を超えられない職業である。
しかし、医療知識、臨床経験というものは個人に蓄積される。
それを利用して人に役立つという意味では、資格がなくてもできることはありそうだ。
「ボーダーを超える」ことを意識したい。