【本】『新版 日本語の作文技術』本多勝一

投稿者: | 2015-12-25

”紋切型を平気で使う神経になってしまうと、そのことによる事実の誤りにも気付かなくなる。”

”美しい風景を描いて、読者もまた美しいと思うためには、筆者がいくら「美しい」と感嘆しても何もならない。…その風景を筆者が美しいと感じた素材そのものを、読者もまた追体験できるように再現するのでなければならない。”

はじめに読点の使い方について述べられているのがとても参考になった。構文上必要なテンだけを残して、不必要なものはできるだけ削るべきだという。筆者によると「あってはならない」テンを、私もよく打っていることに気づいた。これから文章を書く際には意識していきたい。その他にも、なんとなくそうかなと思っていたルールというかコツがきちんと文章化して書かれていて、納得できることが多かった。良書。

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