【本】16136『知の操縦法』佐藤 優

投稿者: | 2016-12-30

佐藤優が、ヘーゲルのような総合知を身につけるためにはどうしたらよいのか語った一冊。

もう少し時間をかけて読む本だったかもしれない。正確には、これ以上読めなかった。難しい。
佐藤優は、外交について語るときはわかりやすいが、哲学について語りだすと「おたく」になるため難解だ。

“現下日本では、客観性、実証性を軽視もしくは無視して自分が欲するように物事を理解する反知性主義が大手を振って歩いている。”

“1960年代の学園紛争を経てガタガタになり、教授がきちんと教えなくなって学生も遊びに来る感覚だったレジャーランド化の時期を経て、いまの大学は刑務所のようにガチガチのカリキュラムが組まれています。”

“大衆に教養を普及させていくというのが、「反知性主義」だった”

“最終的な目標は型破りな人間になることですが、それにはまず型を憶えていないと、単なる「でたらめ」になってしまいます。”

“思想の世界では、人権の対立語は神権です。”

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