【記事】(読売新聞)震災後に高齢者死亡率増 直後1か月 相馬でシンポ、医師報告

投稿者: | 2016-06-17

2016/05/08 東京読売新聞 朝刊
発表内容を記事にしていただきました。
感謝申し上げます。

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復興のあり方や放射線から子供を守る方法などを考える「こどもと震災復興国際シンポジウム」が7日、相馬市の市民会館で始まった。これまで復興に関わってきた人や地元住民など約700人が出席した。
 相馬中央病院(相馬市)に勤務する森田知宏医師は、東日本大震災直後の1か月間、震災前と比較して75歳以上の高齢者の死亡率が約1・5倍に上っていたことを報告した。厚生労働省の人口動態統計を使い、相馬市と南相馬市の死亡者数などを比較した。死因は男女とも「肺炎」が約3割を占めており、森田医師は「高齢者の震災関連死が災害発生から1か月程度高まる可能性がある」と指摘し、口腔(こうくう)ケアなど肺炎予防対策の必要性を訴えた。
 このほか、相馬、南相馬、新地、飯舘の4市町村長が復興の現状を報告した。8日は放射線の影響に関する研究報告などを行う。

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