IoT(モノのインターネット)について、現状の技術についてまとめてある一冊。
特に、医療で要求されるような、IoTの近距離ネットワークについて、筆者は以下の5つの機能が要求されると記述している。
1.センサーの設置場所に自由度があること。
2.通信の信頼性が高いこと。
3.消費電力が低く、予測可能であること。
4.環境の変化に自動的に対応すること。
5.セキュリティーを確保すること。
現実に医療現場で使われているセンサーでも、bluetoothなどで通信を行うものも増えてきました。
今後は、データのクラウド化が行われ、そのデータでの機械学習が進むことで、データの自動解析も進みそうです。
さらには、日常にウェアラブル端末があふれるようになるため、身につけたデバイスから読み取った生体情報から、現在の身体情報を読み取るという分野が進むでしょう。
脈拍を利用した自律神経障害の程度、不整脈の検知などはすでに実用に向けての研究が行われています。
医療分野の変化が進みそうで、楽しみです。