【本】『リーダー論』高橋みなみ #30

投稿者: | 2016-04-18

”私は、誰もが自分の人生の主人公であるべきだと思うんです。でも、すべての人生が、「センターという主人公」の物語ではありません。私が主人公になれるのは、別の物語だったんです。次にどの物語を選ぶかという時に、私が選んだのは「リーダーという主人公」の物語だったんです。”
”リーダーがチーム作りをするうえで最初にするべきことは、小さなグループで固まってしまっているメンバーたちを、「ひとりひとり」にほぐしていくことだと思います。私はそのことを、「〝ダマ〟を取る」と表現しています。”
”スピーチ七ヵ条 その一 太文字になる言葉をイメージする”…”感情ではなく、その感情を抱いた理由を言う”
”その人のことを知らないから、嫌いでいられると思うんです。  知ってしまったら、嫌いになんてなれない。  チーム作りの第一歩は、相手を「知ること」だと思います。リーダーとしての視点をもらった、本当に大きな経験でした。”

どちらかというと目立たない落ちこぼれであった著者が、センターにはなれなくてもリーダーという居場所を見つけて努力し身につけたことが書かれている。ビジネスの場面であればリーダーにはなれなくてもセンター、という方向のほうが多いかもしれないが、結果としてリーダーは(才能もあるかもしれないが)努力すればなれると「証明」したのが面白い。誠実に書かれている様子が伝わってきて好印象。スピーチ七ヶ条は特に参考になった。

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