“地域へ向かう若者をみると、地域志向と事業志向と大きく二つの領域に分けることができます。前者は、地域衰退の象徴とされてきた商店街や農山村で、人口減少を克服するような動きであり、地域の課題を自身の得意な領域とすり合わせて、新しい仕事を創出しています。後者は、IT系や映像系など働く場所を問わない分野であり、自然や伝統的な暮らしとの親和性も高く、柔軟な働き方を可能にしています。”
ローカルに向かう若者が増えているという筆者。
経済成長を知らない世代で価値観が違うという側面もありますが、技術の進歩により仕事の場所を選ばなくなったという側面もあります。上述のように、地域の課題解決を求める人材と、場所を問わずに働く人材と。
私の場合は前者でしょうか。高齢化、少子化、そして災害と、相馬地方には課題がぎっしりあります。医療者というだけで、その課題解決に少しでも携わることができるのは幸せです。
先日、IT系の企業の方とお話ししましたが、IoTと医療との組み合わせに興味を持っていました。
このような事例でも、東京都内で試すよりは、地方の医師不足地域でやった方が結果も出やすいですし、無駄な規制の壁に引っかからずに済む可能性が高いです。
医療においては、課題解決人材も、IT人材も、どちらも地方の方が適しているような気がします。