少子化、高齢化に伴う人口減に対して取り組む自治体を取り上げています。
下條村の項が最も面白い。
“投票率は90%を超えるのが当たり前”
今回紹介されている村は、総じて選挙のときの投票率が高い。
ソーシャル・キャピタルの指標として地域の投票率を用いるやり方がありますが、やはりこのような地域は総じてソーシャル・キャピタルが高いと言えます。
“住民生活の利便性をあげるものだが、生産性をあげるものではない”
この言葉は示唆に富みます。医療でいうと、病院の建て替えは利便性につながりますが、生産性のアップにはあまりつながっていないのではないでしょうか。
“一番の問題点はトップの姿勢”
お役所仕事と揶揄されますが、能力の高い公務員が「お役所仕事」しかできなくなるのはトップの姿勢だという指摘です。
以下簡単に。
下條村
今回のなかでは一番の成功例。出生率も回復しました。
南牧村
「消滅都市」の可能性ナンバーワンとして増田レポートで指摘された村です。その知名度を利用して、活性化策を考えているようです。
藤野町
「アートを呼ぶ」をテーマとして、芸術家の卵を呼びこむことに尽力しました。
医療では、偏在が進んでいるのか、解消傾向にあるのか、今ひとつ見えない状況です。医師不足の状況下で医師を増加させれば、通常は格差解消傾向に動きそうですが…。