”「あるお母さんからこんなことをいわれました。子育ての間じゅう一貫して、いつも心にとめておかなければならないような大切な一つのキーワードを、あなたが問われるとしたら、なんてお答えになりますか?」と。 ところが、答えはじつにかんたんでした。どなたも迷うことなく、「それは『自立』です」と即答なさったのです。”
”幼児期の子どもは、「私が自分でしたいの!」「ぼく、ひとりでやりたいんだ!」という強い願望をもっています。そして、大人に向かって、「私がひとりでできるように手伝って!」と叫んでいます。だから、大人は、すぐに手をだして子どもの身代わりをしてやるのではなく、子どもが自分ひとりでやるには、どんな援助が必要かを考えなければなりません。 「子どもがひとりでするのを手伝う」ために大人が工夫し努力することが必要なのです。”
発達に応じた子どもの行動の理由を考えること、子どもにやり方を丁寧に教えてあげること、当たり前のようでなかなかできないことだと思う。子どもが言うことを聞かないのではなく、指示が曖昧で理解できないからできない、という場合も確かに結構ありそう。勉強になった。