”いくら「天賦の才」に恵まれていたとしても、「成果」が見えないと、誰もその人のことを「天才」とは呼びません。”
”子どもにヴァイオリンを教えて、ほんとうによかったなと思えるのは、ヴァイオリンというものが、私と子どもたちとのあいだを結ぶコミュニケーションの手段として存在したこと、そして、いまも存在しつづけていること”
”「表現」するという意識があるかないか、というのが、プロとアマチュアの大きな分かれ目”
五嶋みどりさん、龍さんの母親による著。2007年に書かれたものだが、「佐藤ママ」の本の内容と非常によく似ている。
子どものためにサポートを惜しまないことと甘やかすことは決して同じではないという主張だが、確かに具体的なエピソードからその様子が伝わってきて、面白かった。