ライフハッカーなどで、年間700本の書評を書き続けている方が書いた読書術の本。
“「すべてを頭に叩き込むことを前提とした読書」ほどムダなものはない”
“読書の本当の価値は、書かれていることの「100%を写しとる」ことではなく、価値を感じられるような「1%に出会う」こと”
上記の考えから、フロー・リーディングという考えを提唱している。
「音楽を聴く」ように「本を読む」、つまり流れのままに読書を行うというものだ。
そして、気になる部分を書き写し、最後にはその中から最高の一行を選ぶ。
本の内容をためようとする「ストック」にはこだわらず、心に残る一行のためにさっと読む、ことを勧めている。
多読を実現するために、習慣化するなどのテクニックも書いてある。
本の内容を深く吟味するよりは、さっと流れをつかんで同じような内容の本を数冊読む方が良いと思う。
筆者が異なると、違う視点からの考え方も手に入るため、多読は重要だろう。