【本】16120『シンガポール発 最新事情から説く アジア・シフトのすすめ』田村 耕太郎

投稿者: | 2016-12-03

日本の高齢化は深刻だ。
『一三〇〇万人の働き盛りの日本人が親(義理の親を含めて)の介護問題を会社に直接相談できずに苦しみ悩んでいるということは、日本の就業者数(六三五七万人:総務省統計局調査)のうち、五人に一人がこの問題を抱えている』

筆者は、シンガポールに住んでおり、東南アジアの価値観を肌で感じている。
東南アジアと日本との関係には注意が必要だ。
『一つ。日本がもっとひどいことをしたことを、東南アジアは覚えている。  二つ。東南アジアには中華系が多く、中国人を一括りにして悪くいわれるのが嫌い。  三つ。東南アジアは、日本サイドにも中国サイドにも加担したくない。』
すべての国が親日国といって、無神経な押し付けはよくない。

市場が大きいところは、人材も集まる。
『シンガポールのビジネスエリートは、次の三つの国の人脈と情報をおさえることに腐心しているようだ。中国、インドネシア、マレーシア。』

日本で安穏としていてはいけないな、と感じます。

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