勝間和代がすこし前に書いた本だ。
さすがコンサル出身なだけあって、有名になることに対して、とことんシステマティックに考えている。
しっぺ返し戦略は、ゲーム理論でも証明されている有用な戦略だ。
自分の人生にも活かしたい。
しかし、それまでの仕事ではあまり生かされてはこなかったけれど、じつは市場性があったものがありました。それは、「概念的なものを言語化する能力」でした。 その背景には、幼少期からバカみたいな量の本を読んでおり、いろいろな雑学的な知識やフレームワーク、ボキャブラリーを整えていたことがあったようです。
たとえばこの『「有名人になる」ということ』という本についても、多くの有名人になった人が漠然と考えていることをコツコツと一〇万字の文字にするくらいのボキャブラリーと根性はあるわけです。
「ペルソナ」という表現を使うこともありますが、ターゲットはできれば具体的にイメージしてください。
人にチャネルを委ねた人たちは、事務所の雇われ人のような生活を送る必要があ
チャネル開拓では「できることはすべて行う」という精神で、自分の労力でまかなえることであれば、なんでもやってみる
定番と言われる有名人たちはつき合ってみると、驚くほど勤勉な人たちばかりだということがわかります。身体を鍛えるトレーニングはもちろんのこと、新しい話題の学習、演技の練習、ボイストレーニング、話題の映画や演劇の鑑賞、外国のもっとも新しいものの吸収など、つねに品質保証のためにインプットを重ねているのです。
「有名になったときに最初に稼いだお金は、 ケチケチせずに全部使いきるぐらいのつもりで次に投資をしないと、先が続かないよ」
もともと本はものすごく買っていましたが、いまでも一日四、五冊は買って読んでいます。
1 羞恥心を捨てて、有名になることを決意すること 2 有名になるにしたがって起きてくるネガティブな事象にもくじけないこと 3 有名人の仲間を見つけて、互いに支え合うこ
そのなかでもっとも利益が高くなったのが、「しっぺ返し戦略」という戦略でした。 これは何かというと、まずは相手を信頼して協働をする行動をとり、相手が協働する限りはこれを続けるが、相手が裏切ったらこちらも即座に協働をやめる、しかし裏切った相手だったとしてもその相手が心を入れ替えて協働に戻ったら、こちらも即座に協働に戻る、という単純なプログラムです。
わたしは、この四つ目の要因に感動しました。こちらの行動がこういうパターンである、ということがわかっていれば、相手がこちらの戦略に合わせてWin-Winの戦略を自ら組んでくれる、という考え方だからです。
・その人には、長期安定的に友人関係やビジネス関係を継続している人がどのくらいいるのか、すなわち、その人は、過去の実績において、どのくらいの人たちと協働できてきた人なのか ・たとえ、その人に何かの機会に裏切られたとしても、それを「そういうこともある」と許せるか、そして、その人が再び協働してきたら、自分もまた協働できるか