【本】『アレルギーのない子にするために1歳までにやっておきたいこと15 』古賀 泰裕 #70

投稿者: | 2016-09-12

”生まれてから1歳までの間に腸内にビフィズス菌がたっぷりあるようにしておけば、腸内環境が整いアレルギーの発症が予防できるのではないか、また、黄色ブドウ球菌など悪い菌が腸内にたくさんあると、さらに腸内フローラを悪くする原因になるのではないか”

”人工乳を選ぶときはオリゴ糖が入っているかどうか、また、オリゴ糖の配合量、そのほかの成分の配合量などをチェックして選ぶようにするとよいでしょう。”

”生後6カ月まで完全母乳であった場合、混合母乳の赤ちゃんに対して有意にアトピー性皮膚炎の有症率が低かったという調査結果もあります。すべての人にあてはまる結果ではないですが、私もできれば6カ月は完全母乳育児をおすすめします。  子どものアレルギーリスクを下げるという点、そして赤ちゃんの消化管機能の成熟度という点から考えても、母乳はなるべく長く続けましょう。そして離乳食は焦って与えないこと。赤ちゃんの消化器官が成長していない間に離乳食を与えると、腸への負担が大きくなります。”

”味蕾は妊娠15〜17週くらいで形成され始め、甘さ、酸っぱさ、しょっぱさといった基本的な味がわかるようになります。”

アレルギー予防にはよい腸管細菌叢が形成されることが大事であり、そのためには分娩時の母親の腸内細菌が大事。オリゴ糖はビフィズス菌を増やすのでよい。

アレルゲンが皮膚から入り込む前に腸管から吸収させることが大事、とは他の本にあったが、離乳食をいつから開始すべきかは一定の見解はなさそう。腸内細菌叢が完成するまでには出生から少し時間が必要であり、消化機能を考えてもいくらでも早いほうがいいというわけではなさそう。

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