今週のJAMA(Mar 10)




今週のJAMA(3/10)

今週のJAMA(3/10)

小児の急性肢損傷に対するイブプロフェンへのアセトアミノフェンまたはオピオイドの追加効果

Known
イブプロフェンは小児の筋肉骨格系疼痛に対する第一選択薬だが、単独療法では約3分の2の小児で鎮痛が不十分である。中等度から重度の疼痛に対し、他の薬剤を併用する有効性は明らかではなかった。
New
非手術適用の急性肢損傷(発症24時間以内)で受診した6-17歳の小児699人を対象とした2つのランダム化比較試験において、イブプロフェンにアセトアミノフェンまたはヒドロモルフォン(オピオイド)を追加しても、60分後の自己報告痛みスコアは有意に改善しなかった。一方で、ヒドロモルフォンの使用は有害事象の発現率を4倍に増加させた。
Future
小児の急性非手術的肢損傷に対して、イブプロフェンへのアセトアミノフェンやオピオイドの追加は推奨されない。イブプロフェン単独での適切な管理が基本となる。

重症患者に対する自動閉ループ換気システム(INTELLiVENT-ASV)の有効性

Known
自動閉ループ換気システムは、生理学的フィードバックに基づいて設定を連続的に調整し、肺保護換気を最適化する可能性がある。しかし、重症患者の臨床アウトカム(人工呼吸器離脱日数など)に対する効果は不明であった。
New
成人重症患者1201人を対象とした国際共同ランダム化比較試験において、自動閉ループ換気(INTELLiVENT-ASV)の早期導入は、従来のプロトコル化された換気管理と比較して、28日時点での人工呼吸器離脱日数を有意に増加させなかった(16.7日
vs 16.3日)。ただし、換気の質は向上し、重度の低酸素血症や救済処置(伏臥位療法など)の必要性が減少する傾向が見られた。
Future
自動閉ループ換気は、人工呼吸器離脱期間の短縮という点では優位性を示せなかったが、管理の質向上や負担軽減に寄与する可能性があり、今後の実装方法の検討が必要である。

心停止後ドナー(DCD)からの心臓移植における迅速超酸素化保存(REUP)の検討

Known
心停止後ドナー(DCD)からの心臓移植は普及しつつあるが、摘出後の再鼓動(reanimation)や高価な機械灌流装置を必要とする場合が多い。若年ドナーや短時間の虚血時間では、迅速な回収と超酸素化保存(REUP)が有望視されていた。
New
ドナー年齢や予定虚血時間を制限せずにREUP法を用いた24例の症例シリーズにおいて、事前の再鼓動や機械灌流なしで安全に移植が可能であった。30日生存率は96%であり、重度の原発性グラフト不全は1例のみであった。40歳以上のドナーや虚血時間が4時間を超える(最大8時間)症例でも良好な経過が得られた。
Future
REUP法は、高コストで複雑な現在のDCD心臓回収戦略に代わる、簡便で効果的な手法となる可能性がある。さらなる大規模な検証が期待される。

研究レターおよびその他のトピックス

女性同性カップルにおけるIVFアウトカム
自らの卵子で妊娠する(Autologous)場合と、パートナーの卵子を用いる(Reciprocal)場合で、胚移植後の妊娠アウトカムを比較検討。
2026年のMedicare Advantageプラン終了に伴う強制脱退の影響
保険会社の撤退により、多くの受益者が異なるネットワークやベネフィットへの対応を迫られる規模と影響を調査。


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