【本】16149『優生学と人間社会』米本 昌平, ぬで島 次郎, 松原 洋子, 市野川 容孝

優生学というと、ナチスを思い出す方も多いだろう。 しかし、本書はその思考停止をやめ、優生学の歴史を掘り起こした一冊だ。 一九世紀後半になると、優生学が盛んになった。そのきっかけは、意外にも社会保障の充実であった。 イギリ… 続きを読む »

【本】16147『「社会を変える」を仕事にする _ 社会起業家という生き方』駒崎弘樹

社会起業家に関する固めの本かと思ったが、砕けた内容で、これはこれで面白い。 筆者の奮闘記である。 当時の心境が正直に書いてある。 これほどの逆境から立ち上がってきたとは知らなかった。 “九五%の人にはなんらか… 続きを読む »

【本】16146『ビジネスエリートの新論語』司馬遼太郎

サラリーマンについて、司馬遼太郎が語った一冊。 封建時代の武士や、徳川家康に例えながら語るのは面白い。 当時の社会保障制度について、「国家がやるべき仕事を家庭におしつけている」と批判しているのは面白い。現代はまさに、そう… 続きを読む »

【本】16145『結婚と家族のこれから~共働き社会の限界~』筒井 淳也

なかなかおもしろい本だった。 結婚の成り立ちから始まるが、最後はケアの話にまで及ぶ。 個人的には、ケアの部分が面白い。 子育てを誰が担うか。 例えば欧米では、ナニーが担う。これは、世界的な所得格差を利用したケア・チェーン… 続きを読む »

【本】16144『第四次産業革命–ダボス会議が予測する未来』クラウス・シュワブ

こちらも将来予測系の本だ。 センサー、AI、機械学習によって起きる産業革命を、筆者は第四次産業革命と呼ぶ。 ご多分に漏れず、本書も医療に割く度合いが大きい。 どの本にも医療に関する項目が書いてあり、期待度の高さを思わせる… 続きを読む »

【本】16142『世界を動かす巨人たち <政治家編>』池上彰

池上彰が、現在の世界情勢を動かす可能性が高い、プーチン、メルケル、ヒラリー、習近平、ハメネイ、エルドアンの6人について、その生い立ちや遍歴からその人の価値観について語っている。 ヒラリーについては、おそらく大統領になるの… 続きを読む »