現在の日本では、『驚くほど管理職の時間が無駄に使われている』と筆者は指摘する。
目的を達成するためには、一つの方法しかないと思い込むと膠着状態に陥ってしまう。常に別の可能性を考えなければいけない。
“上に立つ人間の唯一の役割は、どれを強調してやればよいのかを指摘することであって、「全員一丸となって全力投球せよ」などと言っていては価値がまったくない。”
“なにごとも壁にぶつかったときに、これしかないと思わず、むしろ同じ目的地にたどりつく方法が幾通りかあり、その間の選択こそが勝負の分かれ目なのだ、と瞬時に考えられるようにすることである。このような自己鍛練こそ戦略家の道であり、脱硬直の妙薬である”